活動報告5
<2008年度 第5回都図研研究局会>
9月11日(木)品川区・平塚小にて
2学期最初の研究局会は、品川区立平塚小学校の宮内愛先生の研究授業でした。宮内先生らしい明るい雰囲気の図工室で、隅々に素敵なお宝がそっと置かれていました。こんな魅力的な図工室で、楽しくて個性的な宮内先生と図工をしている子ども達の環境がうらやましく感じました。
題材名は『wonderの入り口』、6年生の授業です。指導案には、子ども心を揺さぶったり、ざわつかせたりする「きっかけ」を大事になさっていて、そこから子どもがまさぐっていく様子を捉えたいと記されていました。子どもたちは既に2時間制作に取り組んでいて、糊付きスチレンボードに様々な材料が貼り付けてありました。
導入でぐいぐいと子ども達をワンダーの世界に引き込む宮内先生のトークに、参加している私たちも夢中になってしまいました。そのあとの子どもたちの様子は、6年生らしくじっくりと自分の作品をみつめ、考え、材料や道具を選び、表現の方法も考え、試し、展開し…と、それぞれ主体的に進めていました。
彼らは、宮内先生が初任の時の1年生。6年間の付き合いになるそうで、授業中の先生と一人一人のやりとりが、あうんの呼吸でしっくりと交わされていました。先生もその子の様子をみて、話しかけたり見守ったりなさっていました。
協議会では品川区の図工部のみなさんも参加して下さいました。宮内先生の題材のねらいやそこから自分なりに世界を展開していってしまう子どもの様子、また参加者がみとった子どもの姿や、宮内先生の導入のポイントについての質問などを通して、研究を深めることができました。
その後、12月の都図研大会へ向けて授業者の紀要原稿やこれまでの経過の報告や、夏の美術館との連携鑑賞研修会のアンケート等からみえた成果と課題について、また今後の予定などが話し合われました。次回の研究局会は、局長岡田先生の公開研究授業です。ねんどを使った授業だそうです。どのような子ども達の夢中な姿をみることができるか、いまから楽しみです。
活動報告4
<2008年度 第4回都図研研究局会>
8月8日(金)杉並区・方南小にて
夏休み中の研究局会が、新築校舎の方南小にて行われました。ガラス張りで、大きな空が望める気持ちのいい図工室です。真夏日の暑い中、美術館との連携鑑賞研修会、都図研60周年記念式典での研究授業、都図研西多摩大会の研究授業についての話し合いがもたれました。研究授業はどちらもまだしばらく先の予定ですが、着々と話し合いが進められ、プランも具体的になってきました。
活動報告3
<2008年度 第3回都図研研究局会>
6月5日(木)千代田区・お茶の水小にて(参加21名)
今年度の研究局会はなるべくいろいろな地域を目にし、いろいろな先生の図工室にお邪魔しようと、毎回違うところで集まっています。今回のお茶の水小学校は、都会のど真ん中。広々として片づけられた図工室に、山田先生の真面目さが伝わりました。
今回も定例の持ち寄り研究を通して、それぞれの先生方の実践を見合い子どもと夢中について考えました。指導者によって、またその学校の子どもによって、表現も授業のねらいも違ってきます。この児童作品研究がこれからの研究局の方向性の基になることでしょう。
また、昨年度、東京都教育研究生として研究をまとめられた柴田祐佳先生(新宿・愛日小)の「児童自ら『感じる』『考える』『見付ける』造形的な創造活動の指導の工夫」の発表と、長野県との研究発表会での加藤貴子先生(江戸川・清新第三小)の「てんらんかいレポート」の発表がありました。異なる視点と立場からの2つの研究・実践発表を通して、日々の実践にもとづいた研究、かつ教育の場での理論的な研究の重要性を感じました。
さらに、この日は3代目研究局長の柴崎裕先生が参加して下さりました。無限大の子どもたち展でも展示されていた6年生の活動「水のカタチ」のお話を、スライドと共に伺いました。驚いたことに、授業の時間ではなく、休み時間や放課後にうまれた子どもたちの造形活動であるそうです。子どもの姿に常に寄り添う柴崎先生の温かさと包容力がありました。
都図研大会での研究授業グループも決まり、少しずつ動き始ります。夏休み恒例になった美術館との連携鑑賞研究会の計画も具体的になりました。あっと言う間の1学期、研究局はさらにヒートアップしていきます。
活動報告2
<2008年度 第2回都図研研究局会>
5月8日(木)国立・国立第七小にて(参加19名)
第2回目の研究局会は、国立第七小学校の黒澤償先生の研究授業から始まりました。前回急に授業が決定し、かつGW明けすぐにもかかわらず、子どもたちの生き生きとした大変魅力的な授業が展開しました。
題材名は『外にでた鳥さん』、3年生の活動です。それまでに工作した「やさしい鳥さん」をそばに置きながら、それぞれの想像する鳥さんの居場所を絵に描きます。前時、鳥さんと校庭でお散歩に出た時間も、子どもたちの思いが広がることにつながったようです。たっぷりとした絵の具にローラーや刷毛なども使って、一枚の紙では描ききれない子は紙をはり足しながら、思い思いに描いていました。黒澤先生の柔らかく温かい雰囲気がそのまま授業の中や子どもたちの活動に流れていました。
黒澤先生の願いは、主体的に「どんどん」描いて欲しいということでした。それぞれが鳥さんの世界に夢中になって描いている様子からも、「どんどん」描いていることが伝わりました。「どんどん」というキーワードについても、後に話が膨らみました。
授業について皆で研究した後に、研究テーマについて提案がありました。「夢中へとつながる道」です。研究局メンバー内では「夢中」をキーワードに、すでにメーリングリスト等で意見交換が行われています。
その後は、定例の児童作品研究を行いました。実に盛り沢山の一日となりました。
活動報告1
<2008年度 第1回都図研研究局会>
4月10日(木)新宿・愛日小にて(参加22名)
打ち合わせの様子 新年度が始まり、新しい研究局の発足です。研究局長の岡田京子先生を中心に、様々な地区から計23名が集まり、新たなメンバー構成となりました。
1年間の計画や、研究の方針などについて、細やかな打ち合わせがおこなわれました。研究授業や研究局会の設け方も綿密に計画され、充実した研究を目指してスタートしました。
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