とずけんどっとこむ

題材集archive 〜中学年(3〜4年)編〜

 

ビー玉アスレチック迷路
指導者:武田 章成(小平市立小平第三小学校)

活動写真
024 武田 ビー玉アスレチック 01.jpg024 武田 ビー玉アスレチック 02.jpg024 武田 ビー玉アスレチック 03.jpg024 武田 ビー玉アスレチック 04.jpg
題材について
アスレチックという言葉からイメージを広げ、様々な材料の特徴を生かしながら楽しゲームになるようにコースのつくり方を工夫しながらつくろうとする。
キーワード
みんなで楽しむことのできるゲームづくり
評価規準
・楽しいゲームづくりに関心をもって取り組もうとする。
・障害物やビー玉の通るルートなどをイメージを広げようとする。
・材料の特徴、道具を生かし、部品の配置を工夫しながらつくろとする。
・できた作品で遊びを楽しみ、自他のよさや工夫を認め合おうとする。
領域
A表現(2)
学年
4学年
時間
6〜7時間
材料・用具
枝木、竹ひご、木材(端材、ベニヤ板など)、板ダンボール、麻布、籐、小石、土、ピン、ビー玉、釘、木工用ボンド、グルーガン、セメダイン
場の設定
図工室
活動の流れ
1/アスレチックについて話し合う。
2/板ダンボールを使いたい大きさに切る。
3/スタート位置を決めて、つくり方や遊び方を工夫してコースをつくる。
4/みんなでつくったゲームで遊ぶ。
こどもの様子
ほとんどの子どもたちはアスレチックを経験ずみです。アスレチックという言葉から、イメージが沸き起こってくるようです。トンネル、池、山道、谷道・・・、いつの間にか4階建てになったり、ジェットコースターのように、一回転するアクロバチックなゲームを楽しみながらつくりだしました。
今の子どもたちは市販の遊び道具やテレビゲームが簡単に手に入り、いわゆる大人がつくり出したモノの範疇で遊びの欲求を満たすことが多いように思います。子ども達はこの題材で、自ら遊ぶゲームをつくりだす喜びと感じながら、楽しいゲームになるように様々な工夫を凝らしていました。

木木(もくもく)タウン 〜マイミニカーバージョン〜
指導者:雨宮 玄(国分寺市立第一小学校)

活動写真
雨宮 木木タウン 01.jpg雨宮 木木タウン 02.jpg雨宮 木木タウン 04.jpg雨宮 木木タウン 03.jpg
題材について
自分でつくったマイミニカーで遊びながら、様々な大きさや形の木材を使い、楽しい町をつくっていきます。友達とのかかわりを深めながら、表現が広がっていく題材です。
キーワード
遊ぶ、ならべる、積む、つながる、
評価規準
・木材を使って町をつくることを楽しもうとする。
・様々な大きさや形の木材を使い、つくりたい町を考えたり、発想したりする。
・並べたり、積んだり、つなげたりしながら自分の表現を工夫しようとする。
・自分や友達の作品や活動を見て、お互いの良さや面白さを感じ取ろうとする。
領域
A表現(1)
学年
3年生
時間
2時間
材料・用具
木材(板、ブロック、細かいもの、など)、黄ボール紙、ポスカ、ボンド
場の設定
図工室のあちこちに種類別に分けた材木をおく。活動場所は机の上や床。
活動の流れ
1/小さな木材を使い、手の平サイズのマイミニカーをつくる。
2/木材の特徴を生かし並べたり、積んだりしながらマイミニカーで遊べるような楽しい町をつくる。
3/黄ボール紙に色をつけたり、思いついたものをかいたりして、より楽しい町にしていく。
4/友達がつくった町で遊んだり、みんなで町をつくることを楽しむ。
こどもの様子
1年生の時にほとんど同じ題材をやった子どもたちでしたが、その時とても楽しかったらしく、「木材を使って町つくるよ」と投げかけると「うおー、やったー」とあちこちから歓声があがりました。今回はマイミニカーづくりからはじめました。これって飛行機?船?と思うようなものもたくさんありましたが、楽しそうに取り組んでいたので、何も言わずに見守っていました。最初は自分だけでいろいろな形の木材を使い、積み方や並べ方、つなげ方を試しながら町をつくっていましたが、活動が進むにつれ友達と互いの作品や活動を見合うようになりました。友達とアイデアを出し合う町づくりは、さらに思いが広がるのでしょう。机の上から床面、そして教室全体へと、一人ひとりの気持ちが一つになった町づくりになりました。

おそうじしよう
指導者:山田 和弘(千代田区立お茶の水小学校) 

活動写真
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題材について
とても広い屋上の壁に、手や体全体を十分に働かせ、絵の具を使って活動しました。壁につけた色の特徴や友達の色との重なりなど、子どもたちはいろいろ試しながら発想を広げていきました。友達とのかかわりも自然に生まれてきます。
キーワード
色・体・遊び
評価規準
・体全体の感覚を働かせて、材料に関心をもって活動を楽しむ。・材料の特徴から思いを膨らませる。
・材料に進んでかかわり、体全体の感覚を働かせながら表し方をいろいろ試す。
・自分や友達の表現を楽しむ。
領域
A表現(1)
学年
3年生
時間
2時間
材料・用具
アクリル絵の具・タワシ・紙皿・活動後の着替え
場の設定
屋上・熱対策のため、屋上には水を流しておく。
活動の流れ
1/好きな色の絵の具をいれた紙皿とたわしを用意する。
2/大きく腕を動かしたり、飛び跳ねたりしながら、外壁に絵の具をこすりつける。
3/まわりの友達と色を交換したり、一緒にこすり合ったりしながら活動を広げる。
4/自分や友達の活動の話をする。
こどもの様子
長期休業中の外壁塗装に入る前に図工で古くなった壁面をキャンバスとして使用する許可を得ました。みんなで屋上に上がり、「掃除をしましょう。しかし、図工の時間なので絵の具を使って掃除します。」と伝えると子どもたちの歓声が響きました。タワシと絵の具を受け取ると大げさな走り方で自分が掃除したい壁に向かっていきます。腕をいっぱい動かして握ったタワシで色をつけていきます。服や顔に絵の具がついても気になりません。「大きな太陽と海ができた」「沖縄の海の中だよ」など想像が膨らみます。しかし、すぐに違う色を重ねると違う世界に行ってしまいます。絵の具のついたタワシを投げて色を付けたり、床に流していた水がつくりだす絵の具の面白さに夢中になったり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

ほじくり版画 大きな木
指導者:宮内 愛(品川区立平塚小学校)

活動写真
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題材について
厚めのボール紙に、カッターでスーッと切り込みを入れて、ボール紙の上層を剥がします。木がのびていくように枝を繁らせていき、刃先や指先で上手にほじくって木を表現したら、トレーシングペーパーに刷ります。裏に色画用紙などをはり、スケ感がちょっぴり大人っぽい作品です。子どもがつくりだす形はやっぱり面白い!枝の感じや大きさ、まるで子どもがそのまま木になったように「○○君っぽい木だなー」と思えます。
評価規準
・カッターナイフを使い、積極的にほじくろうとしている。
・自分の木に、物語や独自の雰囲気を味付けることができている。
・木の形のバランスや色合いを工夫することができている。
・自分や友達の作品や活動をみて、面白さを感じている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
4時間
材料・用具
厚めのボール紙、カッターナイフ、トレーシングペーパー、インク、裏飾り用の紙
図工室
活動の流れ
1/カッターの使い方をおさらい。(薄く切る、曲線は体ごと動かして切る)
2/心の赴くままに枝を増やしていく。
3/木に合わせてインクの色、裏に貼る紙の色や形を考える。
4/友達はどんなの作ったのかな?
こどもの様子
子どもは無心にほじくり剥がしていますが、大事なのは紙には紙の都合がある!ということではないでしょうか。きれいに切れる方向、上だけを剥がすための力の入れ具合、気持ちよくほじくるコツ。自分の「やりたい」の一方通行ではなく、常に材料と心を通わせていられるように。「おー!きれいに剥げたー」と声を上げる子、歯軋りしながら爪でゴリゴリほじくっている子。版はボロボロでも、そこは版画。刷り上れば作品はきれいなものです。色々な裏紙をあててみながら、雰囲気の違いを楽しんでいました。

秋桜(あきざくら)
指導者:雨宮玄(国分寺市立第一小学校)

活動写真
032 雨宮 秋桜 01.JPG032 雨宮 秋桜 02.JPG032 雨宮 秋桜 03.JPG032 雨宮 秋桜 04.JPG
題材について
校庭にある桜の木、春にはきれいな花をたくさん咲かせます。内にすごい力を秘めた逞しく大きな木、そんな力強い木をみんなで触ったり眺めたりしてからかき始めました。
評価規準
・桜の木を見てそれをかいたり、そこから感じ取ったりして表現することに意欲的に取り組んでいる。
・見て感じたことから形や色を思いついたり、発想したりしている。
・絵の具やリキッド粘土の特徴を生かしながら、表現の仕方を工夫している。
・自分や友だちの作品や活動をみて、その違いやよさを感じ取っている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
4時間
材料・用具
黄ボール紙、クレヨン、リキッド粘土、えのぐ、コンテ
校庭、図工室
活動の流れ
1/校庭の桜の木をみんなで見たり、触ったりする。
2/目の前の桜の木をクレヨンでかく。
3/図工室に入り、かいた桜の木の形を意識しながら周りに指でリキッド粘土を自由にぬる。
4/木の幹や葉などをえのぐやコンテをつかってかく。
こどもの様子
個性が強く、元気な本校の3年生。形や色、表現の仕方も様々でした。一人一人が桜の木のどっしりとした存在感を感じていたようでした。近くに行って木の幹の表面をなでてみたり、桜の木からの距離をいろいろ変えて見ていたり、その子なりの対象物のとらえ方があるんだなーと、つくづく感心してしまいました。
今回は木の形をしっかり意識してほしくて、リキッド粘土で木の周りを指でなぞるよう指示しました。目の前にあるものを自分の目で見て身体で感じて、紙にかくといった、とてもシンプルな活動の中に、子どもたちが自分を表現するということの核となるものが隠れているような気がしました。子どもは自分の外側にあるものを見つめつつ、自分の内側を見つめているのではないでしょうか。

手から生まれるワーヤーアート
指導者:岡田京子(町田市立町田第四小学校)

活動写真
028 岡田 ワイヤーアート 03.jpg 1.jpg2.jpg
題材について
ちょっと硬い針金を2本。体重をかけて、ぎゅーっと曲げたり、戻したり・・・そうしていくうちに「そうだ!」子どもたちの手の中から、いろいろなものが誕生します。
評価規準
・針金に体全体でかかわりながらつくりだすことに意欲的に取り組んでいる。
・形の特徴などからつくりたいものを発想している。
・針金の特徴を生かしながら形を変えたり、付け足したりしたりしながら工夫している。
・自分や友だちの作品や活動をみて、面白さを感じている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
4〜6時間
材料・用具
太い針金(番線)、細い針金、テープ、アクリル絵の具(黒)
教室、図工室
活動の流れ
1/体全体をつかって、針金を曲げたりのばしたりする。
2/何に見えるか想像する。
3/使いたいところに細い針金を足す。
4/面をつくりたいところにテープをはる。
5/黒いアクリル絵の具をぬる。
こどもの様子
だいたいの子どもは「そうだ、いいこと思いついた」とか「これ〜に見える」と言って、何にするか決め始めますが、「思いつかない!」という子どももいます。私は「手を動かしながら待っていてごらん」と言いました。そうしたら、全員何かを見つけたようでした。「体を動かしながらみつけていく」・・・子どもは体で感じます。それは、図工ではとても大事な要素です。
黒くぬったのは線や面の面白さをはっきりわかるようにするためです。ここでは、それを説明して黒にぬってもらいました。でも、「この部分は○色でぬりたい」という子どもは自分の好きな色をぬっていました。どんな題材でも着地点は子どもがみつけるのです。

「カクカクパッチン」
指導者:金子 大介(目黒区立駒場小学校) 

活動写真
027 金子 カクカクパッチン 01-1.JPG027 金子 カクカクパッチン 02-1.JPG027  金子 カクカクパッチン 03.JPG027  金子 カクカクパッチン 04.JPG
題材について
帯状の画用紙を縦に二つに折り曲げて棒状にし、ホッチキスでつなぎながら思いついた形に表していく。条件は、自立できること。
評価規準
・棒状の材料を組み合わせ、好きなかたちに構成することに興味を持ち、楽しんでいる。
・つなぎながら発想をふくらませ、つくりたいかたちを思いついている。
・バランスを考え、強度を保つつなぎ方を工夫し表している。
・友だちの表現のよさやおもしろさを感じ取り、つくり方の工夫に気がついている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
2時間
材料・用具
帯状に切った画用紙、ホッチキス
図工室
活動の流れ
1/帯状にした画用紙を縦に二つに折り曲げる。
2/数本をホッチキスでつなぎ、自立できるかたちを探る。
3/さらにどんどんつなぎながら、思いついたかたちをつくっていく。
4/途中から友だちとつないでもよい。
5/みんなで作品を鑑賞し合う。
こどもの様子
説明をはじめるとすぐに歓声が上がり、目の輝きが変わりました。「面白そう!」「高くしたい!」「つなげてもいい?」など、活動に対する思いがふくらんだようでした。勢いよく取りかかりましたが、最初は自立させる構造に苦戦し、試行錯誤する姿が見られました。そこを乗り越え、組み方のコツをつかむと、活動は一気に勢いを増して多様に広がっていきました。早い段階から友だちと協力する子ども、出来たものを持ち寄り、合体させながら新しい展開を探る子ども、黙々と一人でつくる子どもなど様々でした。つくればつくるほど新たな展開が起こり、テンションも上がっていきました。片方のクラスでは、最終的に約半数の子が巨大な一つの作品に関わっていました。最初は自立していたものの、高くしすぎて倒壊寸前のタワーは、子どもたちの要望で天井から紐で吊りながらつくりました。最後はみんなで廊下に運び、一週間展示しました。多くの子どもの表情にやり切った満足感が表れていました。

気持ち図鑑(ずかん)をつくろう
指導者:黒澤 償(国立市立国立第七小学校 )

活動写真
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題材について
自分の気持ちを色や形で表してみよう!あふれてくる気持ち、今の自分の気持ちって?…次々と色をつくっていろいろ試したり、友だちのものを見合ったりして、どんどん自分の気持ちを表し、集めていきます。
評価規準
・  自分の気持ちを色や形で表すことに意欲的に取り組んでいる。
・  かきたい気持ちを表す方法を思いついている。
・  気持ちを表すために色や表し方を工夫している。
・自分や友だちのものを楽しく見て、面白さを感じている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
2〜4時間
材料・用具
画用紙、絵の具、ホッチキス、楽器
図工室
活動の流れ
1/自分の気持ちについてどんな気持ちがあるか話し合う。
2/小さめの紙に絵の具で、気持ちを色と形でかいていく。
3/楽器を鳴らしあい、感じたことや音の感じを色と形でかいていく。
4/表紙をつくってホッチキスでとめる。
こどもの様子
「気持ちを色と形や筆跡だけであらわそう!」と言いました。小さな紙だったので、子どもたちは、あふれる気持ちをどんどんかいていきました。どんな色にしようか迷っていた子どももいましたが、友だちの活動や作品をみて、やがて自分で色をつくりはじめました。
次に楽器の音から、感じことや楽器の音色をかいていきましたが、子どもたちは音も色に変えて表し、いろんな思いを心の中にあふれさせているようでした。まるで楽譜のように絵から音があふれているのもありました。
「自分の気持ちをすなおにかけた。」「ウキウキしてきた。」「自分の気持ちをかくって楽しい」そんな声が聞こえました。
たくさんの気持ちを集めて、一冊の本にすると、それ自体が、子どもたちの分身のようになりました。

ぼうけん!たから島 
指導者 :管谷 千紘 (渋谷区立長谷戸小学校) 

活動写真 
022 管谷 ぼうけん!たから島 01.jpg022 管谷 ぼうけん!たから島 02.JPG022 管谷 ぼうけん!たから島 03.JPG022 管谷 ぼうけん!たから島 04.JPG
題材について 
シュレッダーの紙くずに洗濯糊を混ぜ込んだ紙粘土で、島の形をつくります。それは、ただの島ではありません。どこかに宝が隠された、秘密の島なのです。「どんな島にしようかな」「どこに宝を隠そうかな」子どもたちの心はわくわく冒険の旅に出かけます。
評価規準 
・たから島をつくることに意欲的に取り組む。
・たから島のイメージをふくらませ、イメージに合う材料を選んだり、つくり方を考えたりする。
・材料や道具を活かし、工夫してつくる。
・自分や友だちの作品を見て、そのよさや面白さに気づく。
領域 
A表現(2)
学年 
3年生
時間 
8時間
材料・用具 
ダンボール板・シュレッダーで裁断した紙くず・洗濯糊・紙粘土・木工用ボンド
絵の具・自分で集めた材料(枝、石、砂など)
場の設定 
図工室:友だちと作品を見合ったり、冒険物語を伝え合ったりすることのできる雰囲気をつくる。
活動の流れ 
1/ダンボール板を切り抜き、島をのせる台(海)をつくる。
2/シュレッダーで裁断した紙くずと洗濯糊を混ぜ合わせ、紙粘土をつくる。
3/つくった紙粘土を土台にのせ、島の形をつくる。
4/土台の海の部分を工夫する。(木工用ボンドをぬり、コーヒー豆や木くずを撒いてざらざらした面をつくるなど)
5/たから島のイメージをふくらませ、色をぬったり、紙粘土で細かなところをつくったり、集めた材料で工夫する。
こどもの様子 
・宝の隠された、秘密の島をつくる…夏休み前の予告は、子どもたちにやる気を起こさせるのに十分でした。だから夏休みが明けると、子どもたちは海で拾ってきた貝殻や砂、公園で集めてきた木の枝、大切なビーズやビー玉など、実にたくさんの材料を携えて、意気揚々と図工室にやって来ました。ダンボールカッターを手にすると、気分はもうサバイバルナイフを手にした冒険者。つくりたいものはすでに決まっているらしく、夢中でダンボールを切ったり、紙粘土をこねたりしています。「宝はドラゴンが守っているんだよ」「島には人魚が住んでいるよ」…どんどん広がる冒険物語。  
 ・子どもの気持ちにピッタリとくる題材では、子どもはなんの躊躇もなく、ぐんぐんと自分の世界をつくり上げていくことを実感しました。だからこそ、題材設定は重要なのだと思います。

摩訶不思議マイホーム
指導者:金子 大介(目黒区立駒場小学校)

活動写真
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題材について
不定形の様々な形にカットされた黄ボール紙を組み合わせ、自由に想像をふくらませながら、ふしぎなマイホームをつくる。
評価規準
・不定形の組み合わせで、自分の世界を表現することに興味をもって取り組んでいる。
・不定形の組み合わせのおもしろさから、自分なりのイメージを楽しく広げている。
・つくりたいイメージに合わせ、強度なども考慮して、つくり方や表し方を工夫している。
・自分や友達の作品のよさ、つくり方の工夫、表現の違いなどに関心をもって見ている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
6時間
材料・用具
あらかじめ不定形にカットした黄ボール紙の山、色画用紙、カネスチック、カッター、はさみ、水彩絵の具
図工室
活動の流れ
1/・様々なかたちの黄ボール紙を貼り合わせて立体にし、外観や内部の様子など想像をふくらませながらマイホームをつくる。
2/・水彩絵の具や色画用紙などを用いて着彩する。
3/・みんなで作品を見合う。
こどもの様子
家づくりといっても、最初に家の形を決めてそれを再現する題材ではありません。この題材は山積みの紙からとりあえず数枚を選び、カネスチックでつないでみるところから始まります。子どもたちは、立体として立ち上がってくると、壁や床、二階などイメージが徐々に見えてきて「階段でつなごう。」とか「ここは窓にしよう。」とか「ここに柱が必要だ。」とか、つぶやきがだんだん具体的になっていきます。『雲の家』、『ピアノの家』、『魚の家』など、自分なりのテーマを見いだす子どももいます。四角い紙から始めたらきっと思いつきもしない予想外の様々なかたち・・・そういうかたちが自分の手から生まれていくことに驚きながら、活動を楽しみました。

パペット
指導者:加藤貴子(江戸川区立清新第三小学校)

活動写真
018 加藤 パペット 01.jpg018 加藤 パペット 02.jpg018 加藤 パペット 03.jpg
題材について
「こんなパペット(人形)が欲しいなぁ〜」と思いを巡らせ、パペットになりきりつくったり動かしたりして遊ぶ子どもたち。その人形での即興劇が盛り上がりました。
評価規準
・ クレーの作品の鑑賞を楽しみ、パペットをつくることに意欲的に取り組んでいる。
・ つくりたいパペットのイメージをふくらませながら発想している。
・ 様々な材料をもとに、表し方を工夫している。
・自分や友だちの作品や活動をみて、よさや違いを感じとっている。
領域
A表現(2)、B鑑賞(1)
学年
中学年
時間
4〜6時間
材料・用具
クレーのパペットの資料、布、段ボール、厚紙、割り箸、絵の具、はさみ、接着剤、デジタルカメラなど
図工室、校庭
活動の流れ
1/クレーのパペットを鑑賞し、感じたことや思ったことを話し合う。
2/自分のつくりたいパペットを想像し、様々な材料を組み合わせたり、材料から発想をふくらませたりしながらつくる。
3/できあがったパペットで、即興劇をして楽しむ。
4/みんなで、撮影した劇を鑑賞する。
こどもの様子
クレーが自分の息子のためにつくった作品群の「パペット」(人形)を鑑賞することから始めました。子どもたちは、そのユニークな表情や材料の使い方に関心をもち、誘発されてパペットをつくりはじめました。
自分で集めてきた布や、着られなくなった服などからイメージが立ち上がっている子どももいれば、パペットの性格を想像してそれに合わせて布に色をぬったり、材料を組み合わせたりする子どももいました。子どもはしばしば、作品そのものに変身します。パペットを動かしながらそのパペットになりきって語り合う様子が印象的でした。
できあがったパペットで、短い劇を考えました。一人で劇をする子どもや、友だちと組んでグループでストーリーを考える子どもたち、また劇をする場所や周りの装置をつくり出す子どもたちもいました。子どもはお話づくりの名人です。

「○○恐竜発掘!」
指導者:山田 和弘(千代田区立お茶の水小学校)

活動写真
016 山田 恐竜 01.jpg016  山田 恐竜 02.jpg016  山田 恐竜 03.jpg016  山田 恐竜 04.jpg
題材について
学校の校庭の隅から恐竜の骨(割り箸)が見つかった!!それらを研究所(図工室)に運び、どんな恐竜だったのか復元してみよう!!
評価規準
・恐竜の骨(割り箸)を構成したり、そこから想像をひろげたりして形や絵に表すことに関心をもつ。
・割り箸や小枝を折ったその形や特徴からつくりたいものや場面を発想している。
・イメージに合わせて表し方を工夫したりする。
・自分や友だちの作品をみて、その面白さやよさを感じている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
6時間
用具
黄ボール紙、割り箸や小枝、パステルやチョーク、砂や土、木工ボンド
図工室(研究所とよぶ)、校庭
活動の流れ
1/化石(割り箸)を拾いに行く。足りないものは図工室に戻りバキバキ折る。
2/それを組み合わせて、恐竜を復元する。木工ボンドを塗りつけ、砂や土を上から押し付け乾燥させる。
3/余計な砂や土を落とし(発掘作業)、パステルやチョークで恐竜が生きていたころを想像し着色(復元作業)を行う。
子どもの様子
あらかじめ、校庭の隅に割り箸を埋めておきました。「こんな所に!」と見つけてみせると、子どもたちは探検隊のように探し始めました。「これはキバ」「これは世界一大きい・・・」など、探しているうちにイメージが広がっていたようで、図工室に戻るとすぐに活動をはじめました。余分な砂や土をへらや筆で取り除く時も、顔を近づけて「慎重に、慎重に。」「あっ!骨が出てきた!」などと言いながら、興奮状態でした。名前や特徴などイメージを広げながら取り組む姿が見られました。

「こっぱ 一座」
指導者:中島 綾子 (板橋区立舟渡小学校)

活動写真
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題材について
いろんな形の木っ端が役者になったら・・・・・それぞれの性格があったら・・・・・・絵の具遊びをした画面の上で「こっぱ一座」が劇を始めます。
評価規準
・木っ端を役者にみたてたりお話の場面を表したりすることに意欲的に取り組んでいる。
・木っ端のかたちや他の材料などから、つくりたいものや場面を発想している。
・場面を想像しながら、色々な材料を工夫して使っている。
・自分や友だちの作品をみて、その面白さやよさを感じている。
領域
A表現(2)
学年
4学年
時間
6時間
用具
黄ボール紙 木片 絵の具 カラーペン 様々な周辺材料 木工用ボンド
図工室
活動の流れ
1/先日の学芸会について話をする。
2/児童に木片を手渡し、その木片は「コッパさん」という名前で、じつは劇団の座長であることを告げる。
3/他の役者たちは、木っ端の山からオーディションをして選び、それぞれの性格なども想像しながら、顔をかいたり衣装をつくったりする。
子どもの様子
前にえのぐ遊びをした黄ボールを舞台に、背景をかいたり役者や色々な材料を並べたりしながら、お話を考えながら画面をつくっていく。
はじめにひとりひとりに木っ端を配りました。それだけで、「何が始まるのか…」とみんな何だかうれしそうでした。ほとんど全員の子が悩む暇もなくペンや絵の具、布などを使って次々に個性的な役者をつくり、友だち同士で見せ合ったり動かしたりして遊んでいました。
その後は木っ端だけでなく、ストローや、木くずや、ボタンや様々なものでお話の場面をつくっていきました。初めに頭に描いていたお話も、材料と関わりながらどんどん膨らんだり、変わったりしていました。

「みんな大集合!」
指導者:黒澤 償(国立市立国立第七小学校)

活動写真
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題材について
スチレンボードで簡単な版をつくり、インクをつけて画用紙にうつします。何度もうつしていくと、版に描いたものが大集合しました。「同じものを繰り返しうつすという行為からも子どもたちは物語をつむいでいきます。
評価規準
・簡単な版をつくってくり返しうつしたり、それにかきたしたりすることを楽しんでいる。
・うつしたものから、表現したいことを見つけている。
・自分の思いを形や色で表すために工夫している。
・自分や友だちの作品を楽しくみることができている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
4時間
用具
スチレンボード、版画用インク、画用紙、絵の具
教室、図工室
活動の流れ
1/スチレンボードに鉛筆でうつしたいものをかく。
2/まわりをカッターで切る。
3/画用紙に繰り返しうつしていく。
(余ったスチレンボードで違う版をつくったり、版を友だちと交換したりする。)
4/絵の具でおもいついたものをかきたす。
子どもの様子
一つの版をくり返しうつしていくうち、「そうだ!」といって新しい版をつくっていく子どももいます。一つの版を同じ色でうつし続ける子、色の配置を考えながら色を変えていく子、「繰り返してうつす」といっても、子どもたちの様子は様々です。
「繰り返してうつす」という行為の中から物語が生まれてくるのか、あらかじめ考えておいた物語を、うつすということで表していくのか…子どもたちの物語はいつ生まれているのかと思って見ていくと、とてもどきどきします。友だちの版も自分の中に取り込んだり、うつした版もはったり…そんなところにも新たな物語が生まれているようです。子どもたちの物語や世界は、まわりも巻き込みながら際限なく広がっていきます。

「タワーをつくる タワーをたてる」
指導者:南 育子(墨田区立堤小学校)

活動写真
013 南育子 タワーをつくる 01.jpg013 南育子 タワーをつくる 02.jpg013 南育子 タワーをつくる 03.jpg
題材について
自分の身体より大きなタワーに挑戦。背伸びしたり、しゃがんだり、ぐるっと回って自分がタワーの中に入ったり外から眺めたり。色々な視点から発想が広がっていきます。
評価規準
・身体全体をつかって考え、つくりだすことに興味をもち取り組んでいる。
・組み合わせてできるかたち、つなげることで働く感覚をいかし発想している。
・帯状の画用紙によりできる形と大きさ(量)、バランスを感じながら工夫している。
・自分や友だちの作品や活動から良さや面白さを感じている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
2〜4時間
用具
帯状画用紙 画用紙 ホチキス セロテープ ハサミ カッター カッターマット 定規 ペン ロープなど
教室、図工室
活動の流れ
1/子どもの身長より高い位置にロープを張っておく。
2/一番高い所から地面にむかってタワーをつくる。
3/帯状画用紙を鉄骨を組むように組み合わせながらタワーの形を想像していく。
4/つくりたいかたちや絵で表現したいときは画用紙をつかってきりぬいたり、描いたりする。
バランスと自分のイメージを大切にしながら地面に足がたどり着くまでつくる。
子どもの様子
はじめっから子どものなかにはっきりとしたタワーのかたちなどあるわけではありません。しかもやわらかい画用紙でつくるのだから鉄骨のタワーとはちがいます。子どもは画用紙の特徴を、手を使ってためしながらみつけていきます。くるっとまるめたり、折り曲げたり、もちろん切って貼り付けたり、思いついたことをやってみます。
一人でつくるだけでなく、友だちと一緒に協力してつくりながら楽しんでいました。お互いにおさえたりつなげたりしながら工夫をしていました。まるでタワーにおでかけしているような会話が聞こえてきました。「私は階段でのぼるよ」とジグザグに折り曲げた階段を展望台までつなげていました。「わたしはエレベーターでいくわ」と画用紙を箱に組み立て凧糸でつり上げる工夫をしていました。放課後の教室の床には子どものつくったタワーが建ち並びおしゃべりしているようです。

「宇宙船を呼ぶ木」
指導者:久米真純(日野市立日野第六小学校) 

活動写真
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題材について
木はなぜ高いのかな?実は木は宇宙と交信して宇宙船を呼んでいるんだよ。今にも宇宙船が現れそうな空、今まさに宇宙船を呼んでいる木を、想像して描いてみよう。
評価規準
・想像して空や木をかくことに、意欲を持って取り組んでいる。
・絵の具のにじみの特性を生かしながら自分の表したい空をつくり、自分の描きたいことを発想している。
・自分の想像したことを表すために、色や描き方、かたちを工夫している。
・自分の作品や友だちの作品のよさや面白さを感じている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
4〜6時間
材料・用具
画用紙・水彩絵の具・墨汁など
体育館・中庭・渡り廊下
活動の流れ
1/画用紙をぬらして水彩絵の具をにじませたり、霧吹きをかけたりして遊ぶ。
2/1週間身の周りにある木を観察する。
3/墨で宇宙船を呼んでいる木を想像して描く。
子どもの様子
画用紙を水に浸したり、霧吹きやスポイトを使ったりという活動のひとつひとつが新鮮だったようで、子どもたちは声を上げて喜んで取り組んでいました。一週間後、乾燥した画用紙を手でさわってみながら、色のおもしろさを感じているようでした。また、絵の具を混ぜすぎてしまって「なんか汚い!」と困惑している子どももいました。
ちょうど遠足へ行った時期だったので、高尾山で出会った「タコ杉」(根がタコの足のような老木)から発想を膨らませてウネウネぐにゃぐにゃ枝や根を伸ばす木を描いている子どもが多かったです。

絵の具くん ガム君
指導者:横道 広樹(多摩市立南鶴牧小学校)

活動写真
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題材について
不要になった材料を手に取り色や形、質感を感じます。その材料の中から自分の思いにあったものを選び、組み合わせながら思い付いた生き物をつくります。
評価規準
・材料の特徴を生かして、自分の思いにあったものを楽しみながらつくろうとしている。
・形や色、質感からどんなものをつくるか発想している。
・材料の特徴に気づき表し方を工夫している。
・自他の表現のよさを感じ取ろうとしている。
領域
A表現(2)
学年
第3学年
時間
2〜3時間
材料・用具
ポスターカラー空き容器 紙粘土 絵の具 ホットボンド 授業で使えなくなったもの(筆、刷毛、プリンカップ、ペン等) 土台となる木
図工室
活動の流れ
1/空き容器とガムテープの芯を手に取り、使いたいものを選ぶ。
2/ポスターカラーの空き容器やガムテープの芯を体に見立て、生き物をつくろうとする。
3/紙粘土を丸めたり、のばしたり感触を楽しみながら手足、顔をつくる。
4/手に筆を持たせたり、ペンのキャップを頭につけたり、紙粘土で帽子をつくったりしながら、思いついたものを表す。
5/アクリル絵の具で色を塗る。
こどもの様子
空き容器や芯を立てたり、横にしたり、組み合わせたりしながらつくるものを考えていました。「よし!」と決まる子どももいれば、なかなか決まらない子どももいました。しかし、紙粘土でつくったものを容器や芯の様々な箇所に当てているうちに、イメージをつかんでいました。
手足のポーズもこだわりがあるようです。他の不用品を手に持たせたり、体につけたりしていました。表現する中で友だちと作品を見合うことが、さらにイメージの広がりにつながったようです。絵の具の騎士、妖怪絵の具マン、ガムカエル等と名づけ、つくった作品で遊ぶ様子がうかがえました。

えがくとことばをつなぐもの
指導者:平田耕介(墨田区立押上小学校)

活動写真
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題材について
知識から得た想いだけではなく、自分の感性から想いを深め、自分なりに描いたり、語ったりすることで、様々なものの見方、感じ方を広げていきます。
評価規準
・美術館と作家の作品に関心をもち、言葉から作品を感じ、描くことを楽しもうとする。
・言葉から色やかたちを感じ、イメージを膨らませて、自分なりの表現をしようとする。
・感じた色やかたちを自分の想いで描こうとする。
・作家の作品と自分の描いた作品、友だちの作品から、よさや美しさなどに気づく。
領域
A表現(2)B鑑賞(1)
学年
中学年
時間
5〜6時間
材料・用具
絵の具 画用紙、ワークシート、など
図工室、美術館(東京都現代美術館)
活動の流れ
1/教師が事前に美術館の作品を各クラス1点選び、感じたことなどを手紙にし、読む。
2/美術館や美術家の作品などに興味関心を持たせ、子どもは手紙から感じた絵を描く。
3/描いた絵をみて、感じ方の違いに気づく。
4/美術館で教師が学芸員と数点の絵をみて子どもから感じたことなどを出し合う。
5/ある作品から気に入った形などを見つけワークシートに書き発表する。
こどもの様子
美術館で出会うかもしれない絵を、手紙を通して、予想しながら描くことが楽しそうでした。「その絵が美術館にあるかはわからないよ」と美術館への期待感も膨らみます。全員の絵を黒板に貼って皆で鑑賞すると「みんな違うね」とひとつの手紙(言葉)から感じた想いが様々であることに子どもたちは気づいていたようでした。「美術館でも自分の思ったとおりに絵を感じてね」と、感じるとる想いは自由であることを事前授業で伝えました。
美術館で学芸員と数点の絵を見たときも子どもたちは「へえ、そんなふうにもみえるね」「一人でみるよりみんなでみるといろいろな見方ができるね」と感じた想いを自分の言葉で表現する楽しさを発見していました。美術館の作品を通して「想い」の深まりや広がりが、表現活動につながっていったようでした。

「アルミちゃんの遊び場 」
指導者 :雨宮玄(国分寺市立第一小学校)

活動写真
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題材について
グニョグニョまがるアルミ線を曲げたり、のばしたり、つなげたり。自分でつくったアルミちゃんが、楽しく遊べるような空間を友だち同士でつくり合う。
評価規準
・アルミ線に身体全体で関わりながら、つくりだすことに意欲的に取り組んでいる。
・アルミ線やアルミホイルの特徴からつくりたい形を考えたり、発想したりしている。
・素材の特徴を生かしながら形を変えたり、付け足したりしながら工夫している。
・自分や友だちの作品や活動をみて、面白さを感じている。
領域
A表現(1)、(2)
学年
中学年
時間
2〜4時間
材料・用具
アルミホイル、アルミ線(2・3・4mm)、大きな材木、ペンチ
図工室
活動の流れ
1/アルミホイルとアルミ線で小さなアルミちゃんをつくる。
2/アルミちゃんが楽しく遊べそうな場所ってどんな感じかな・・・と想像したり考えたりする。
3/自分たちで二人以上のグループをつくり、外に大きな材木を取りに行く。
4/大きな材木にアルミ線をグリグリ差し込む。
5/何人かのグループでアルミ線を曲げたり、のばしたり、切ったり、つなげたりしながら楽しい遊び場をつくっていく。(※針金の扱い方を指導し、安全に活動できるようにする。)
こどもの様子
アルミちゃんをつくっている時、「わー、なんかかわいい!」「先生たくさんつくっていい?」という言葉があちこちから聞こえてきました。アルミ線のグニョグニョ感が心地いいらしく、大量のアルミ線をグニョグニョしているうちにいいことを思いついたり、自分たちがつくりたいものが浮かんできたりしていた様子です。アルミ線の質感を身体全体で感じ取りながら高く高くするグループ、グニョグニョ具合が面白く、とことんグニョグニョをやりつづけるグループ、アルミ線とアルミホイルで遊具のようなものをたくさんつくっているグループなど活動は様々なかたちで広がりました。

「春の日に」
指導者 :柴田 祐佳(新宿区立愛日小学校)

活動写真
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題材について
桜の木を体全体でみることからはじまります。幹や枝ぶりを体で表現します。一人では表現しきれないなら友だちと一緒に表現します。体で見た形を描こう。そして、「木はなに色?」「茶色」「桜の花は?」「ピンク」「葉っぱは?」「緑」「ほんと?」なんて会話をしながら色もみつけながらつくりだしていきます。
評価規準
・体全体でかかわりながら意欲的に取り組んでいる。
・体の動きとともに生まれでる色や形を感じながらつくりだしている。
・自分の表わしたいものに合わせて方法を選び工夫しようとしている。
・自他の違いに気づき、その面白さを感じている。
領域
A表現(2)
学年
中学年
時間
4時間
材料・用具
絵の具、10センチくらいに裁断したしゅろ縄(筆として使用)、二つ切り画用紙(四つ切り×2枚)、コンテ
校庭、(雨天 桜の木を見下ろせる上階の教室)、図工室
活動の流れ
1/春の気分を話す。
2/桜の木を見て、体で形を表現する。
3/絵の具の赤・青・黄色・黒(必要に応じて白)を使って、しゅろ縄筆を使って描く
こどもの様子
体を使って木を見る、表現することを初めは戸惑う子どももいましたが、「一人じゃできないからこっちの枝の形を○○さんがやって」などの声が友だちからかかり全体に広がっていきました。今回は、体でみたものを体全体をつかって色と形で表現するために大きな画用紙に力強く描きました。
2週目、桜の花はすっかり散り、青葉に変わっていました。その変化から「生きている」を子どもとともに感じることができました。その気持ちをもとに先週描いた桜とともに自分で新しい命の色と形を考え、構成し描き出しました。