突撃!となりの図工室①

「新宿区立愛日小学校の図工室」
今年度最後の訪問先は、城西ブロックより、都図研理事長の平田耕介先生(新宿:愛日小)の図工室。昨年改修し、校舎が新しくなった愛日小学校の図工室は地下1階にあった。廊下や図工室前には、今にも子供たちの声が聞こえてきそうな生き生きとした作品が置いてあったり、壁に飾られていたりした。黒板の横には「挑戦する図工 はたらく図工 つながる図工」という3つの言葉が白い紙に書かれてあった。特に大げさに貼られているわけではなく、パッと目につくくらいの表示が、自然に子供たちに投げかけられているようだった。
改修するにあたって、図工室もいくつか作り直してもらったそうで、2つ紹介してくださった。1つ目は、小さな庭にでられるように、ドアをつけてもらったそうだ。「この間雪が降った時は、子供たちが雪遊びをして喜んでた」と雪を使って授業をした時のことを話してくださった。気軽に外と図工室とを行き来できるとてもすてきな空間だった。季節や天気に合わせて様々な授業で活用できそうだ。2つ目は糸鋸の出し入れができるように棚をつけた。そうすることで、常時出しっ放しの糸鋸のスペースも材料を置く場所にできるとのこと。子供たちが座ると狭くなってしまう図工室では、材料の置き場所の確保ができるだけで、活動も伸びやかになるのだろう。
引き出しの中には道具一つ一つがすっきりと揃っており、子供たちが必要な時に使えるように整理されていた。その中には、「先が危険」「こっちは違う種類だよ」など、開けるとすぐに分かるようにコメント付きの紙がおいてあった。子供の自主性に任せつつ安全に注意すべき点は見てすぐに分かるようになっていた。また、共同絵の具の取り皿の代わりに容器のフタがストックしてあり、それに絵の具をつぐとカップの無駄がなくなるそうだ。容器のフタならいくら汚れても、気にせずに子供たちに使わせられる。小さなところにも常に気配りがあり、子供たちが伸び伸びと活動できる、優しくて自由な図工室だった。
取材担当者:事務局 広報担当/取材担当者:伊野 加菜子(台東:忍岡小)