「東村山市立北山小学校の図工室」

第6回目の訪問先は北多摩ブロックより村井純平先生(東村山・北山小)の図工室です。展覧会前の忙しい時期にも関わらず、笑顔で取材を受けてくれた村井先生に感謝の気持ちを込めてレポートします!
まずは開催が迫った展覧会について伺いました。展覧会の目玉は造形タイムの「ココロ・オト・プロジェクト」。村井先生がライブに行ったときに、心惹かれたアーティストを自らスカウトをして、展覧会の最終日に子どもたちとミューシャンがコラボするプロジェクトです。この取組は12年前から続けているそうです。ガムランというインドネシアの音楽を奏でながら3,4,5年生がつくった楽器を手に校舎を練り歩きます。最後はコロッセオ(中庭)に集まり、祭りのフィナーレを盛り立てます。先生が意図して作り上げるのではなく、何が起こるかを楽しむこと。それが子どもの心に残る深い学びになってほしい、とおっしゃっていました。
 
次に気になったのが図工室に続く長い廊下です。コピー用紙が入っていた箱に材料を入れた者がずらりと並んでます。素敵なのがその箱に張られているガムテープのラベルです。「マニアな電気パーツ」「なぞのなにか」「素敵な布」…思わず開けて見たくなります。ボックスの奥には天井に付きそうで付いている大きな枝やわら、乾燥しているハーブなど自然の材料がたくさんありました。この材料は「ココロ・オト・プロジェクト」でも使われるようです。大量に使われる自然の材料の「その後」についても聞いてみました。使い終わった材料は「くさくさ山」に投入されるそうです。くさくさ山とは村井先生が担当されている「生き物クラブ」の畑の横にありました。発酵の力をかりて腐葉土を作りだす山です。ちなみに畑は校舎周り、いたるところにあります。サツマイモや大根、小松菜、ハーブ、バナナ、梅(その後梅ジュース)…他にもたくさん育てているそうです。自分たちの手で野菜や植物を育てておいしく食べて、土に返し、また食物を育てる。まるでドラマ「北の国から」の世界です。「人間本来の営みを大切にしたい」とおっしゃっていた村井先生は図工室を飛び出して、楽しく広く学ぶことのヒントを教えてくれましたように感じます。(写真は図工室前のバナナの木。冬に取材に行ったことを後悔…)
取材担当者:事務局 広報担当/取材担当者:今井 陽子(世田谷:駒繋)